デビュー作が大ヒットした新人小説家の井町潤(24・女性)。 売れに売れたため、次回作へのプレッシャーから作品が書けなくなってしまう。 潤は東京の喧騒から逃れ、行きついた先は、大阪と京都の間にある京阪電鉄の「ケーブル八幡宮山上駅」。 そこで、元料理人の創介(39)と小學生のこころ(女の子)と出會う。 潤は創介とこころが経営する民泊『きずな屋』に連れられ、長期滯在することに。 きずな屋で暮らし、創介やこころ、泊まりに來る客たちと觸れ合うことで、次第に自らの心も成長し、 2作目を書くことに次第に前向きになっていくのであった。